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なかなかの雑誌-「POCO21 パルシステム生協」 [本]

生活協同組合、略して生協。
私の住む地域でもいくつか種類がありますが、
うちではパルシステム生協というところを利用しています。

町のスーパーよりも安全なもの(ex,有機野菜、国産もの、石鹸...etc.)が、
選びやすい、重たいものも運んできてくれる、
お米など契約購入することで産地の安定供給に協力できる、
フェアトレードのバナナが買える...などなど、利用価値は色々とあるのですが、
パルシステム生協が発行している20頁の薄っぺらい210円の月刊誌「POCO21」という雑誌が、
これまたなかなか読み応えがあり、ためになる雑誌なのです。

例えば今週届いた12月号では、根菜の特集。
根菜は皮をむかずに食べるといいというれど、それはどうして?
ほうれん草や大根にんじんなどの栄養価が夏よりも高くなるのはどうして?
などなど。
大変にわかりやすく、読みやすく書いてあります。
皮は食べたほうがいいらしいけど、ちゃんと洗うより剥いちゃうほうが簡単と、
どうしてもいつも皮むき器でそりそり剥いていましたが、
今度からは是非洗って皮まで食べよう!と思いました。

そして「この人が語る」というコーナーでは指揮者の西本智実さん。
内容は全く生協と関係はないのですが、音楽系の読み物ではないところで出会って、
なんだか嬉しくなりました。

「主婦論争」に関する書籍上野千鶴子の「主婦論争を読む」を中心とした記事、
「女の戦後史」がこれまた興味深いんです。

主婦論争を読む 1 (1)

主婦論争を読む 1 (1)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 1982/11
  • メディア: 単行本


主婦論争を読む 2 (2)

主婦論争を読む 2 (2)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 1982/12
  • メディア: 単行本

主婦はいつしか生産者から消費者へと代わってきた。
--以下POCO2112月号P13から引用--
 消費者だから豊かではない、とはいえない。しかし、消費者であり生産者であることのほうが、生活を豊かにすることは事実であろう。
 主婦論争は、女の満足はどこのあるかという、女の幸福論でもあったといえよう。それは家事労働をお金に換算して慰められるようなものではない。職場に入ればよいではなく、創造的な生活をどのように求めてゆくかが問われている。
--引用終了--

外で働いているとか、専業主婦だとかいうより、
どのように「生活を豊かにするのか」ということを考えることが大事なのですね。
あぁ。身が引き締まる思いです。

そしてこの記事を書いた編集さん、素晴らしい。

ちなみにこの雑誌、パルシステム生協の会員じゃないと購入できないようです。


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コメント 2

ゴールドサックス

我家もパル・システムを利用しています。(^^)
by ゴールドサックス (2005-11-04 11:27) 

mokekek

ゴールドサックスさんNice&コメントありがとうございます。
パル仲間なんですね!POCO21も読んでいらっしゃるのでしょうか?
by mokekek (2005-11-04 22:28) 

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