最近読んだ本-「シャーロックホームズの冒険/生還」 [本]
シャーロック・ホームズの生還 新訳シャーロック・ホームズ全集
- 作者: アーサー・コナン・ドイル
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/10/12
- メディア: 文庫
シャーロックホームズ、面白い!
にわかシャーロキアンとなったわたしは、前回に引き続き2冊読みました。
読み進めるうちに、シャーロックホームズの手の内がわかるようになり、
最後まで読まなくてもなんとなく種あかしができるようになると思いきや、
なかなか。。。
個人的には、前回登場した「回想」よりも、「冒険」、そしてそれより「生還」の方が
面白かったように思います。
これは読んだ順なので、単純に読むうちに慣れてきたってことかしら?
時系列に並べると「緋色の研究」→「冒険」→「回想」→「生還」となるのですが。
短編集ということで、今のところの一番のお気に入りはというと、
「生還」の最終話「第二のしみ」。
犯罪者をかばうわけではないのですが、
真実をすべて公にするのではなく、必要とあれば「正義の嘘」を上手につく。
「大事なことは何か」を完璧に分かっている人にしかできない芸当です。
シャーロックホームズ、尊敬すべき人物。
でもこの「第二にしみ」の中に、こんな一節があります。
-----これまでホームズに捜査の途中でさんざん驚かされてきたわたしは、
今度は彼のほうが驚愕しているのを見て大喜びだった。-----
(「生還」P524 6行目より)
ここではワトソン君と一緒にわたしmokekekも大喜び♪
ホームズが人間臭くあたふたすることなんてあまりないんですから。
「六つのナポレオン像」の中のこんな一節も好きです。
-----「ありがとう!ほんとうにありがとう!」そう言いながらホームズが見せた横顔に、
人間らしい温かい感情にこれまでになく心を動かされそうになっている気配がうかがえた。
だが、またたくまに、またいつもの冷たい実際的な思索の人に戻ってしまった。-----
(「生還」P341 16行目より)
素直に嬉しさを表現してしまうホームズにもめったに出会えないのですよ。
わたしのように常に素をさらけ出しているような人間は、
完璧な人が見せるこんな一面に親しみを感じて嬉しくなってしまうのでした。
-----おまけ-----
もうすぐクリスマスだねぇ~☆
このレビューを読んで早速本屋さんに行ってしまいました。
立ち読みでしたが…。
私が購入したのは時代小説でして…えぇ。日本版シャーロックと行こうかと。。
クリスマスのオーナメント可愛いですねー。
なるほどね。1日ごとにオーナメントが飾れるようになってるんですね。
フムフム。アイデア頂きだわ♪
by 椎茸 (2006-12-15 18:25)
読書家ですね~ [じーっ]
こんな風に読んでもらえれば
作者も満足でしょうね~。
息子くんいい表情~ [おんぷ]
サイドバーのロマンティッククリスマス
こちらも素敵です [はぁと]
by jewel (2006-12-15 18:43)
椎茸さんNice&コメントありがとうございます。[わはっ]
ゆっくり本が読めるのも身一つのうちかも[ふむっ]
日本版の探偵小説ってどのあたりのかしらん[はてな]
このクリスマスのオーナメントは、知人の方が息子にとくださったものです。
この「アドヴェント・カレンダー」様々なタイプがあります。
次回の記事にでも、うちにあるほかのものをご紹介しますね[ぴーっ]
jewelさんNice&コメントありがとうございます。
凝り性で飽きっぽい、猪年のB型です[ぴーっ]
いつかきっと飽きることでしょう[くんっ]
サイドバーの「アドヴェント・クランツ」は、息子が幼稚園で作ってきました。
クリスマスを迎えるまでの4週間、1週ごとに蝋燭をともしてゆきます[ぴかっ]
「アドヴェント・カレンダー」も「アドヴェント・クランツ」も
ドイツから伝わったものだそうです。
by mokekek (2006-12-16 12:47)