ビオラの魅力 [音楽]
わたし自身は趣味でヴァイオリンを弾きますが、
その「華やかな」ところも魅力の一つだと思っていて、
(アマオケでも2nd.ヴァイオリンより1st.ヴァイオリンの方が
どちらかと言うと好きですし。。。)
これから楽器を始めてみたいという人が、
「ヴィオラの音って素敵だし。
ヴァイオリンじゃなくてビオラをやってみたいなぁ。」
などというのを聞いて正直理解に苦しんだことがありました。
低音を弾くなら、チェロのほうがより素敵じゃない?
ビオラって中途半端じゃないのかなぁ。
ビオラを持っている人に貸してもらってちょっと弾いてみた時に、
その重厚な音と響きに「なるほど!深い。。。」と感じ入ったりもしましたが、
小柄で顎があまり強くないわたしには弾き続けるのは難しそうで、
直接的には縁遠い楽器なのかなという印象でした。
ところが、この間の日曜日のNHK教育テレビ21時からの
N響アワー「もっと知りたい! ビオラ~ 魔法の楽器 ~」
を観て、目からウロコが落ちました!
いつぞやどこかの演奏会で今井信子さんのビオラ協奏曲を聴いたきり、
ビオラのソロというのをあまり聴いたことがなかったのですが、
●ビオラ協奏曲 ニ長調 から 第3楽章 ( ホフマイスター作曲 )
をN響のビオラ奏者佐々木 亮さんのソロで聴いて、その音色に驚きました。
すると、今までのオーケストラの中で印象的に響いたビオラの音色が
次々と思い出されました。
あ~、あのオケのあのビオラの人、うまかったなぁ。
ロシアのオケのチャイ6を聴きに行ったときのビオラの存在感、
もの凄かったなぁ。などなど。
そしてむかえた次の曲
●協奏交響曲 K.364 から 第2楽章 (モーツァルト作曲)
あ!聴いたことある~。いい曲。。。
ヴァイオリンとビオラが本当にお話しているみたい。
弾いてみたいなぁ。
こちらの試聴2曲目。冒頭の1分くらいが聴けます。↓
Mozart: Sinfonia Concertante, K.364/Concertone, K.190
- アーティスト: Raymond Leppard, Wolfgang Amadeus Mozart, Charles Tunnell, Neil Black, Jaime Laredo, Cho-Liang Lin
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 1992/01/03
- メディア: CD
こちらの試聴2曲目。かけあいの感じが少しわかります。↓
Mozart: Sinfonia Concertante,K.364/Violin Concerto, K.216
- アーティスト: Ryo Terakado, Takashi Baba, Wolfgang Amadeus Mozart, Sigiswald Kuijken
- 出版社/メーカー: Denon
- 発売日: 1996/05/14
- メディア: CD
インタビューの中でヴァイオリン奏者だった佐々木さんが
どうやってビオラと出会ったかと言う話が出てきたのですが、
「初めて弦に指を触れたとたん、一生付き合ってゆく楽器だと思った。」
というようなことをおっしゃっていました。
何と言う運命的な出会い。
一見地味に思える楽器ですが、だからこそ、
それぞれの人がびっくりするような運命的な出会いをしている、
そんな楽器なのかもしれないと思うようになりました。
これからはもっと注目してみようっと。
ヴァイオリンより少し大きい楽器でしたっけ。
のだめではよく登場してましたよね。
by jewel (2008-02-01 11:05)
xml_xslさん、うさこさん、Niceありがとうございます。[わはっ]
jewelさんNice&コメントありがとうございます。[わはっ]
そうです、そうです!
ヴァイオリンより少し大きい楽器です。
のだめの連続ドラマで、ビオラ弾きの女の子が出てましたね。
by mokekek (2008-02-02 12:21)